FF金利25bp利下げは既定路線 年末50bpなるか
先週末の雇用統計を受けて7月FOMC利下げの折り込みが25bpカットでほぼ収斂しました。(これはFF金利先物の各限月の値を見ればわかります)これまでは25bpカットが7割程度で50bpカットが3割程度いるという分布でしたが、流石に雇用統計の数字が良すぎたため50bpカットはないな、というマーケットの判断なのでしょう。
ちなみに一部のアナリストは7月FOMCの利下げ見送りの可能性を言及しています。確かにファンダメンタルズを見る限りFedが利下げを急ぐ必要はなそうなのですが、ここまで市場の期待が膨らんでいる中で利下げ見送りは流石に出来ないと思うのですがどうでしょうか。
ちなみにFF金利先物の9月限と12月限を見ると年末までの50bp利下げは以前7割近くあります。つまりここから今回の雇用統計は一時的なものでFedは年末までに結局2回利下げは実施するだろうと市場が考えていることが伺えます。
今回の雇用統計の数字を見て私の第一印象はやっぱり米経済強いなと思ったのですが、まだまだ今後の指標を確認していく必要はありそうです。